申請前に知っておくこと

帰化申請は時間がかかる

帰化申請は帰化のための必要な書類を法務局に提出したとしても、しばらく待てば帰化されるかどうかがわかるわけではありません。実は帰化の結果が判明するまで1年近くまたはそれ以上要しているのが現状です。

どれ位の時間を要するかは、その地域の法務局によって差はあるもののおおむね長い時間がかかっています。審査する法務局側の人手不足というのが大きな理由のようです。
また審査に時間がかかることに加えて帰化の場合は、たくさんの必要書類を集めなければなりません。この必要書類を集めるのも大変な苦労があり多大な時間を要することでしょう。

例えば帰化の場合は日本国内だけでなく、海外からも必要書類を取り寄せなければならない場合があります。これが非常に面倒なのです。ましてや書類の申請がはじめての方になると、それこそ本当に大変なことかもしれません。

申請が受理されたからといっても帰化が許可がされるとは限らない

帰化のための必要書類を集めるのはそれこそ一苦労です。これだけ苦労して書類を集め申請にたどり着いたのだから、それだけで帰化が許可されたように感じる方もいらっしゃるようです。

しかし、申請が受理されたからといっても帰化が許可されるとは限らないのです。また別のページで詳しく述べますが帰化の条件を外観上は満たしていたとしても、帰化が許可されるかどうかはまだ不透明なのです。
なぜなら、帰化をするかどうかは行政の自由裁量行為に属しているからです。つまり帰化の条件を満たしていたとしても必ず帰化が認められるわけではなく場合によっては不許可になる場合もあるのです。

このように帰化は大変時間を要します。また帰化が許可されるかどうかも不透明なものですから、これらの事も頭に入れて、帰化をする決心がついたら早めに情報収集などをする必要があるかと思います。